けさ1日(2012年11月)のスタジオに素敵なゲストが登場した。今年のミス・インターナショナルに輝いた吉松育美さん(25)だ。華やいだ雰囲気の中で世界一の美女に「美の秘訣」を聞いた。
ミス・インターナショナルはミス・ユニバース、ミス・ワールドと並ぶ世界3大ミスコンテストのひとつで、今年で52回を数えるが、日本人がグランプリに選ばれたのは初めてだ。高校生のころから世界を目指して頑張ってきて、見事に栄冠を射止めた。
目指すは1位!アスリートじゃ無理と「ミスコン」で挑戦
吉松さんは佐賀県鳥栖市の出身。実家を訪ね、両親に子ども頃のことを聞くと、男の子に混じって遊ぶ活発な女の子で、父親の幸宏さんそっくりの負けず嫌いだったそうだ。幸宏さんはスポーツマンで、400メートルハードルでは五輪候補になったというアスリートだった。その幸弘さんの口癖は「一番になれ」。2位も3位も予選落ちも同じ、1位じゃなくちゃダメと口酸っぱくいった。
「ですから、こどものころプレッシャーを感じて、運動会で2位だったらどうしょうと心配していました」と母親の里見さんは笑う。
育美さんも父親の影響を受けて陸上の選手になり、高校の時は100メートルハードルで佐賀県で優勝したこともある。だが、モスクワ五輪にいけなかった父親の夢を果たすのは、ハードルでは難しい。そこで選んだのがミスコンだった。
ずいぶん飛躍した「転身」だが、昨年のミス・アース・ジャパンで3位になったが、3位じゃだめと世界の頂点を目指し、それまで務めていた秘書をやめてトレーニングに励んだ。グランプリの決め手となったのは、小さいころから学んでいた英語のスピーチだったという。「私たち女性は限りない可能性を秘めています」と力強く語った。
何でも食べる大食いだけど、体重計に1日10回
スタジオに現れた育美さんは身長170センチ、スリーサイズは上から88、61、90。「完璧ですね。全女性の理想」と司会の石田エレーヌが感嘆の声を上げる。イスの座り方にも秘訣があるようだ。キャスターのテリー伊藤がその魅力的な足を見ながらね「足の組み方もあるんですか。どういう風に組むときれいに見えるんですか」と鼻の下を伸ばしている。
吉松「組んでる足を少し浮かせるように、交差する足の間に隙間を作ります。常にエレガントにいなさいと言われていますので」
一同やってみるが、「えっ、苦しい」「しんどい」と悲鳴を上げる。
体型を保つために普段から心掛けていることは、体重計に1日10回乗ること。「何をすれば何グラム増えるか減るか、100グラム単位でわかっています」というからすごい。そして「いつも鏡の前に立って全身のプロポーションをチェックします」
運動としては、キックボクシングをやっている。外見から結びつかないが、「キックボクシングは全身運動で、背筋、腹筋、キックの時はおしりの筋肉が上がります」。ほかにランニングを毎日5キロから10キロほど。
食事は制限なく食べている。肉はあまり食べないが、きのうの食事は朝がおにぎりとフルーツ。昼は野菜カレー。夜はごはん、アボガドのサラダ、グリルチキン、アイスクリーム。「世界のミスたちも驚くぐらい食べています」
アイスクリームは毎日食べる。「太らないものをちゃんと選んで食べれば大丈夫です。ハーバード大学が証明しているものがあって、コンビニでも売っています」。ハーバード大ってそんなことまでやってるのかなあ?
テリー「でも、おにぎりを食べているのはうれしいね」。白いご飯が好きだそうだ。
今後の活動は「努力をすれば世界一の夢が叶うということを子どもたちに教えて行きたい」。負けん気が強そうだが、聡明で健康的な女性だった。