告示直前のサプライズ当選じゃ首都知事失格!
ただ、「後出しジャンケン」が必ずしもプラスに働くとは限らない。コメンテーターの北川正恭(早大大学院教授)がこう指摘する。
「アメリカの大統領選は1年間かけて徹底的に政策などが洗われ、批評に耐えた人が選ばれる。日本人は鮮度とかムードとか後出しとか…。これは日本の政党が成長していない証拠だと思いますね。政党がしっかり人材をリクルートして育て、風雪に耐えたられるような仕組みにしないとまずいですよ、大東京都の知事なんですから」
だらしのない既成政党に反発し、ベンチャー政党が乱立しているなかでこれは間に合わない。とくに無党派層の多い都知事選では、当面は政策論争を避け後出しジャンケンで出てきたサプライズ候補が有利なのかも…。
文
モンブラン