3歳児殺害の山口芳寛に無期懲役「死刑でなかったが、娘には重い刑と報告」(被害者両親)

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

被害者参加制度「どんなに辛くても娘はなぜ殺されたのか知りたい」

   裁判を傍聴してきたリポーターの阿部祐二は、「極刑にはならず、無期懲役に落胆しながらも、心ちゃんにせめてもの、最低限の報告はできるということだったのだろう」と胸中をはかる。

   両親は2008年に始まった被害者参加制度によって裁判に参加、法廷で被害者側の思いを述べた。阿部は今回の裁判はそのことが注目されたとみているが、法廷で犯行の詳細を聞くことはつらいことでもある。

   司会の加藤浩次「この制度は、聞きたくないことも全部聞かなければいけないんですよね」

   阿部「父親の誠一郎さんは公判でも、遺体が破棄された用水路に行ってからの山口の行為を聞いたときに心臓が止まりそうになり、救急車で運ばれました。そんなことが起こり得るのです。でも、娘の最後の瞬間を知っているのは被告だけ、だから勇気を出して裁判に臨まねばと語っていました。この制度には賛否両論ありますが、よく頑張って参加したなと思いました」

   ロバート・キャンベル(東大教授)は「つらかったと思う。しかし、判決後の会見を聞くと、命の大切さがよくわかる。ご両親には気の毒だったと思うが、これからの犯罪の抑止力になるとおもいます」と制度を評価する。

   テリー伊藤は別の観点から感想を述べた。「心ちゃんはあんな残酷な殺され方をしても無期懲役。無期といっても実際に何年いるかわからない。知らないうちに出てきている可能性もある。そういう状況に置かれていると思うとやるせないと思う。終身刑みたいな形で死ぬまで反省してほしいと思うんじゃないですかねえ」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト