45歳でフットサル日本代表に選ばれた三浦知良が初ゴールを決めた。キーパーがはじいたボールをスライディングシュートすると、ボールはゴールネットに吸い込まれていった。しかし、カズはお得意のカズダンスは踊らなかった。
相手ウクライナ監督もハーフタイムで指示「11番みたいに動け」
カズの初ゴールはおととい27日(2012年10月)に北海道で行われた親善試合の対ウクライナ戦。阿部祐二リポーターは「世界ランキングで見ればウクライナの方が格上でした。そのウクライナを相手に3対1と快勝しました」と伝える。ウクライナ監督は「ハーフタイムの時に、日本の11番(カズの背番号)のようなプレーをしろと指示した。でも、間に合わなかった」と語った。
司会の加藤浩次が「カズ選手は凄い。経験も豊かだし技術もあるが、でも、サッカーよりもグランドが狭いフットサルで、いきなりゴールを決められるものですか」と、ゲストの北澤豪(サッカー解説者)に聞く。北澤は「サッカーもフットサルもボールを蹴るということでは共通していますけど、ストップ&ゴー、止まっていきなり走り出すという点では、フットサルの方が回数は多い。体力的にはかなりきついはずです」と説明した。
「一番の新人の自分がそんな事しちゃいけない」
加藤「そんなハードなスポーツで、どうしてあそこまでできるのでしょう」
北澤「やはり彼の責任感からだと思います。日本代表に選ばれたのだから、恥ずかしいプレーはできない。全力を出し切ってプレーをしなければという強い思いがあったと思います」
カズはゴールを決めたあと、なぜカズダンスを踊らなかったのか。三浦はこう話す。「自分はこのメンバーの中で一番の新人。新人はそんなことしちゃいけない」
フットサルワールドカップはタイで11月1日から始まる。