「成田―ソウル(仁川)980円」というご祝儀値段で話題を呼んだ格安航空「エアアジア・ジャパン」が、きのう28日(2012年10月)に就航した。「とくダネ!」がその1番機の女性3人グループに密着して格安韓国旅行の中身をのぞいた。
「座席狭い」「2時間半限界」「おにぎり弁当800円」
980円のご祝儀値段は先着4000席限りだが、運良くチケットを手にした人たちは「学生だから安いのが一番」(女子大生)、「浮いたお金はエステ」(30代会社員)と話す。「座席が狭いかも」と心配しながらもみんなニコニコだ。
さて、機内の様子はというと、座席は180席で左右に3席ずつだから、中央の通路はやや狭い。座席は革張りだが、座席の間隔は20センチほどで大柄な人だと前にぶつかる。イヤホンジャックもない。初日は約8割の客だった。
機内食、飲み物などのサービスはすべて有料だ。メニューには「おにぎり弁当800円」「ベーグルサンド800円」 「ビッツ200円」「コーヒー250円」「ビール450円」などなど。カップの「チキンラーメン」もあったが値段わからず。取材がなってない。
2泊3日で総予算4万円の女性グループ「まずまず満足です」
番組が密着した30代の女性会社員グループは、「席の間隔がせまいのでトイレのときなんかきつかった」「2時間半が限界」と言うが、「値段でカバー」とまずまず満足げだ。2泊3日の予算は4万円だという。ソウルまでにかかったお金は、名古屋から夜行バス5270円、成田までのバス900円、航空券980円、手数料200円、空港使用料2540円の計9890円ナリ。ホテルは2泊で約6000円だから、行き帰り合わせて2万5780円。1万4000円がソウルでのグルメと観光のお金となる。さっそく向かったのは焼き肉だ。サムギョプサル(4種盛り合わせ)4000円。3人で割り勘だから安いもんだ。あとは「エステと買い物」だとか。
司会の小倉智昭「格安で浮いた分も全部使っちゃおうというわけだ」
田中大貴レポーター「売りは安さ。サービスが欲しいときは課金していく」
今回の980円は特別だが、普段も6980円~2万9980円と幅がある。事前の予約の状況などで変わるのだそうだが、日本航空、全日空と比べて1万円以上安い。
小倉が「ホテルも安いね」
田中「いまソウルでは1泊3000円程度のおしゃれなホテルがあるので、旅行代理店にいかなくても自分でアレンジできます」
エアアジア・ジャパンはいま国内3路線をもっているが、保有が3機なので、時折遅れが出るのが悩みだとか。また、トラブルも電話でいわないといけないとか、乗客も格安方式に慣れる必要もありそうだ。
小倉「980円ならしょうがないでしょう」
28日には成田―釜山も就航する という。