突破口は動機はっきりしている「岡山の漁港遺棄事件」
美代子を殺人罪で立件するのはムリなのか。捜査当局は殺害され岡山の漁港に捨てられたとされる54歳の男性がカギになるとみて、29日から捜索を始める。この男性は9000万円の生命保険が掛けられ、沖縄の海岸で事故を装って殺害されたと見られるられる男性の弟で、保険金の相続権を放棄するよう美代子から強要されていたことが分かっている。これが殺人の動機になり得るというわけだ。
美代子の周辺では少なくとも4人の死亡が確認されているが、あと5人がまだ行方不明だ。奇々怪々な事件だけに、すべてが解明され立件できるかどうかは疑問だが、若狭は「遺体が海に捨てられたことから強い殺意があったと説明しやすい。警察は一連の事件の突破口にしたいだろう。すべて立件は難しいとしても、2~3件を立件できれば成功では…」と見ている。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト