近頃、大学という商売も御多分に洩れず、芳しくないようだ。商売が成り立たずに校舎を畳む大学があれば、お上のお取り潰しに遭う大学もある。創造学園大学などを運営する群馬県高崎市の学校法人「堀越学園」は文部科学省から今年度中に「解散」を言い渡されることが決まった。41億円の負債を抱えて、給与不払いなど発生。学校経営に必要な資力を持ってないなどがその理由だ。
受け入れ先少ない漫画、アニメ、声優コース、肉体表現コース
堀越学園は大学のほかに、2つの専門学校、2つの幼稚園も経営しており、合わせて約500人が在籍している。そこで気になるのはこれら学徒の行方である。文科省は創造学園大について、全国の大学に受け入れを呼びかけるというが、「モーニングバード!」によれば創造学園大には芸術学科の漫画、アニメ、声優などのコース、肉体表現コースなど珍しい専攻がある。同じような勉強を続けるには、もし受け入れ先があったとしても、相当な遠方になる可能性があるという。
ところで、この大学は(元or現or復帰予定の)タレント酒井法子が入学して話題になった――ことは番組でも伝えたものの、まだ在学しているのか、学生のひとりとして転校先に頭を悩ませているのかといったことは、まったく触れられなかった。念のため。
文
ボンド柳生