「どこと組むかって?選挙やってないのに愚問!小沢と組むことはないけど…」
年齢を問われて、「まさしく80歳 なのよ。なんでオレがこんなことやんなきゃいけないの。若いやつしっかりしろよ!」。健康への不安には「ないね。さんざんチェックした」。後継者については「私は猪瀬さん(副知事)で十分だと思います。あれだけ優秀な副知事は見たことがない」といった。当の猪瀬直樹は「副知事の仕事をやる」、出馬の気持ちはまだないのかと聞かれると、「はい」と答えていた。
新党の準備はできているという。「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表ら5人の参加が決まっている。石原は衆院比例で出るつもりだ。「どこと組むか」については、「(次の衆院選で)どこがどれだけ議席をとるかわからない。愚問だよ。小沢と組むことはないだろうが…。総理になるつもりはない。(国政に)トンネルが開いて風が通ればいい。テープカットに出る必要もない。それが私の宿命だと思ってる」と慎太郎節全開だ。面白い会見だった。
橋下・大阪市長の日本維新の会との関係が注目されたが、憲法と原発ではちょっと微妙。維新と連携するみんなの党となるとさらに微妙。橋下は「石原知事らしい。最後の大勝負ですね」。みんなの党の渡辺喜美代表は「維新ではなく新撰組だ」といっていた。
司会の小倉智昭「言ってることが説得力がある。でも、なぜ今の時期に?」
時事通信の田崎史郎解説委員は、総選挙が来年2月頃だということと息子の石原伸晃議員が自民総裁選で落選したことがあるという。政治アナリストの伊藤惇夫は「次の選挙が終わったら政党はガラガラと崩れる」という。その時に石原はどこにいるか。民主党を見ているよりは確かに面白い。