佐野眞一(「週刊朝日」橋下連載筆者)出版社からオファー殺到「ぜひ続きをウチで…」

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「朝日の検証済むまで表だってコメント出すのは控える」(佐野眞一)

   筆者の佐野眞一とはきのう(2012年10月24日)電話で話した。朝日新聞の第三者機関「報道と人権委員会」がこの問題を検証する。それに1か月ぐらいはかかるだろうから、それまでは表立ってコメントを出すのは控えているそうだ。

   他の出版社から続きの連載をうちでやらないかと殺到しているようだ。週刊朝日編集部とは相当なやり取りがあったそうだ。朝日の記事チェック体制があの程度だったのかと、佐野本人も驚いたようである。

   橋下があれほど敏感に反応したのは、「サンデー毎日」も書いているが、「連載は今後これまであまり触れられてこなかった氏の母親について詳細に書かれる予定だった」からであろう。この問題は、週刊誌全体のものであることはもちろんだが、ノンフィクションの根幹に関わる問題でもある。これからも折に触れて書いていきたい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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