ゴミ屋敷のゴミを税金を使って撤去していいのか。きょう24日(2012年10月)、東京・足立区ではゴミ屋敷問題に関する新たな条例が制定される。森圭介アナは「政府の調査によれば、全国250自治体でゴミ屋敷問題が発生しています。足立区でも今年に入り生活環境に関する苦情が91件持ち込まれており、このうち57件がゴミ問題です。57件のうち31件がゴミ屋敷です」と伝えた。
近藤区長「居留守やゴミも私有物と言われ手が出せなかった」
近藤やよい・足立区長はゴミ屋敷条例をこう説明する。「いったん撤去しても、時間が経つと元に戻っているという例があとを絶ちません。それをさせないために、新しい条例を作りました。杉並区や荒川区は区がゴミを撤去した場合、その撤去費用はゴミの所有者や家主に請求しています。でも、足立区の条例ではもう一歩踏み込んで、100万円までなら費用の面倒を区が見るとしています。
これまで行政がゴミの強制撤去ができなかったのは、撤去勧告にいっても居留守を使われたり、ゴミは私有物と見られていたからです。でも、足立区の条例では行政に調査権が認められ、強制的に調査に入れるとしています」
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト