韓国では「依存離脱」のため学校がスマホに触れさせない合宿
ゲストの津田大介氏(ジャーナリスト)は「韓国ではカカオトークと呼ばれるネット依存症の低年齢化が進んでいます。夜から朝までスマホを操作して、結果、成績が下がるという現象です。学校側は生徒たちに合宿を行い、できるだけスマホに触れさせないようにしています」と話す。カカオトークとはログインなしに無料で楽しめるショットメールのことだ。
パソコン依存に陥っていたベンチャー企業社長の只石昌幸さんはこんな話をする。「以前はパソコンを1日1000回近く操作していました。でも、今はパソコンに触れるのは1日20分と決めている。パソコンに触れなくても普通の生活ができるようになったのです」
津田「今の社会は情報の油まみれになっている状態。どの情報が必要で、どれがいらないのかを判断できない。そこの判断基準を自分でしっかり持たないと、情報の渦にのみ込まれてしまいます。また、ソーシャルメディアがなくても生活できる方法を考えてみることも大切です」
ナオジン
*NHKクローズアップ現代(2012年10月22日放送「『つながり』から抜け出せない~広がるネットコミュニケーション依存~」)
文
ナオジン