日本でも多額の予算使って「当たったことなし」
判決では「『大地震発生の可能性は低い』という報告が被害を拡大させた」として、禁固4年の求刑を上回る重い判決となった。
スポーツプロデューサーの三屋裕子は「これからは勇気を持った意見が出なくなっちゃいますよね」と言う。歌人で作家の田中章義は「さすが禁固6年はすごいと思うが、日本の地震の防災予知にかけている予算はものすごい。専門家の方も『ここまで予算をかけるのならもっと精度を上げなくては』という人もいるので、より精度の上げるためにも切磋琢磨の手法がまだまだ必要と思う」という。
刑事責任はともかく、そのうえで大きな地震が起きた場合は、事前の予知が妥当だったか、防災方法、起きたあとの避難が適切だったか、バラバラではなく組織的にきちっと検証することは必要だろう。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト