おい、小池!じゃないか…検視で気づかなかった警察。葬儀社に言われて指紋照合

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   「このポスター、見覚えある方も多いと思いますが」と赤江玉緒キャスターがけさ22日(2012年10月)のトップニュースを切り出した。「おい、小池!」の手配ポスターで知られる容疑者が11年の逃亡生活の末、岡山県岡山市で死亡していたことがわかった一件である。

   容疑者は19日、岡山市内の同居女性のマンション・トイレで倒れているところを女性が発見し、消防に通報した。同居女性は相手が偽名を使っていることは知っていたが、例の容疑者だとは知らなかったと話しているという。

   警察当局は検視を行ったが、そのときはこの男の正体はスルーされていた。そこで「警察の捜査もどうなんだろうか」と、容疑者の逃亡生活とともに警察の不手際ぶりも大いに注目されることになった。

名前や生年月日わからぬままスルー

   「お手柄」だったのは女性が手配した葬儀会社で、故人の名前や生年月日などが不確かだったため、「警察のほうで身元がわかれば、そのほうがいいかなと何気なく思っただけ」(葬儀会社の従業員)で、問い合わせたという。それを受けて警察で指紋照合してみたら、吃驚仰天というわけだ。VTRのナレーションは間の抜けた調子で、死体に向かって叫ぶ捜査員の声を「再現」していた。「おい! 小池じゃないか!」

   「葬儀会社が個人情報を調べたというが、警察は検視のときにどうしたんだ」とコメンテイターでジャーナリストの青木理。

   ちなみに、マンションの立地は交番のすぐそばで、県警本部からも程近いことも警察の出し抜かれ感を増していた。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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