おととい20日(2012年10月)、東京メトロ丸ノ内線の本郷三丁目駅で、停車中の電車内で女性乗客が持っていたコーヒー缶が破裂して、周囲にいた十数人がケガをした。こんなものがなぜ爆発したのか。
アルカリ性洗剤入れて持ち運び
森圭介アナによると、「コーヒー缶を持っていた女性は勤務先の店長からアルカリ系の洗剤をもらい、飲み干したコーヒーの空き缶に入れて持ち歩いていたようです。それが爆発の原因と見られています」という。
司会の加藤浩次「空き缶に洗剤を入れると破裂するということがあるんでしょうかね」
森「これが実は危険なようです」
東京大学の苅間理介准教授は「空き缶にアルカリ性の物質を入れると、金属と反応して水素が発生します。その水素が膨張して、爆発につながります」と説明する。酸性の物質でも同じように反応するという。
キャスターのテリー伊藤「怖いよね。空き缶と洗剤が反応するということはほとんど知られていないでしょう。洗剤は身近にあるものだし、うっかり入れてしまう可能性もある。もっと大きな缶に入れていたらどうなっていただろう」
森は「苅間先生は洗剤が入った容器の裏側には注意事項が書かれているので、必ず熟読して欲しいとおっしゃっていました」と伝えた。
中性洗剤なら大丈夫ということなのだろうか…。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト