極道そのものの日常が徐々に明らかになっている連続怪死事件の主犯・角田美代子被告(64)の素顔とマンション生活の一端が明らかになった。これまで連行される車内で目だけが映った写真しか報じられていなかったが、「朝ズバッ!」が顔写真を入手。逮捕されるまで住んでいた尼崎市内のマンションの内部の写真もあった。
風呂場で被害者次々リンチ殺害
顔写真を見ると、小太りで旅館の女将風といった印象で、普通の中年女性だ。だが、角田に食事に招かれたというたこ焼き屋店長の男性によると、「実物は写真とは全くの別人だ」という。司会のみのもんたが、「女性として魅力あるほうなの」とこの店長に聞く。店長は「女性という感じはまったくないですね。クセが悪そうで、『一緒に店をやらへんか』と誘われたが、いま思うと、殺す側として誘われたのか、殺される側だったのか、両方取れる感じ」だったと話す。
マンションの部屋はもともとは4LDK(74平方メートル)だったが、リビング・ダイニングを広くとるために3LDKに改装した。リビング・ダイニングのほかには和室と洋室2つ、浴室がある。
まともな部屋はリビング・ダイニングだけで、あとの部屋は物置兼用で荒れた生活だったことがありありとわかる。競売にかけられ、評価額は861万円という。ここで多くの殺人が行われた。
たこ焼き屋店長は招かれた当時をこう話す。「夜の8時過ぎに行くと、玄関ドアにはアーチ型の電飾がピカピカ光っていました。中に入ると、廊下一面がガラス張り。奥へ進むとリビングがあり、角田が外国製のソファに座って待っていました。
テーブルには寿司や刺身、生ハムなどの総菜が並べられ、かたわらに角田の義理の娘、瑠衣被告(窃盗容疑で起訴)が給仕のようなことをしていました。壁際の棚には高価そうな酒ビンが並んでいましたね」
この3LDKのどこで殺人が行われたのか。店長は「浴室ではないか」と推測する。