尼崎コンクリート詰め遺体事件の主犯とされる被告女性の行く先々で遺体や行方不明者が出る怪事件の舞台は、尼崎、高松と来て、けさ19日(2012年10月)ははるか南方の沖縄にまで及んだ。被告の義理の妹の夫が「多額の保険金をかけられ、不審な死に方をしていた」(赤江珠緒キャスター)というのである。
主犯格の被告女性ら「落ちちゃった」とさっさと帰宅
2005年、この男性は妻ら10人前後で沖縄を旅行した際、観光名所として知られる恩納村の断崖絶壁の万座毛を訪れた。そこには被告もいたらしいという。そして楽しい旅行は暗転――。男性は足を滑らせて崖から転落し、死亡したという。
その後、残された一行は近くの商店に来て通報を依頼したそうで、土産物店などの方々はいろいろと話を聞いていたらしい。転落の事情については、「記念写真を撮るときに、もうちょっとバックしてと言っているうちに落ちた」と説明していたという。
一行の言動への違和感もいろいろ証言された。「(落ちた人は)従業員で、身寄りがないと言っていた」「きのうも来たが、きょうは記念写真を撮りに来たと言っていた。なんできのう写真撮らなかったんだろうって」「人が落ちたのに騒がず、『落ちちゃった』とすんなり帰って行った」
男性が所有していた尼崎のマンションは妻である被告の義妹が相続し、その後、被告もそのマンションに住むことになったという。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト