染五郎「まだ手首にプレート」リハビリしながら12月からNHK大河収録

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   8月27日(2012年)に舞台のせりに転落、大けがをした歌舞伎役者の市川染五郎(39)がきのう17日(2012年10月)、事故から51日ぶりに記者会見を開いた。骨折した右手首はまだサポーターを巻いたままだが、元気な様子で回復は順調のようだ。

「事故のときの記憶あまりなく、朦朧として体動かなかった」

   グレーの着物姿で現れた染五郎はまず「このたびは私のことでお集まりいただきまして誠に申し訳ございません」と深々と頭を下げた。事故の時の様子については、「正直、記憶があまり定かでなく、意識も朦朧として体が動かない状態でした」と振り返った。けがに関しては、右手首をぐるぐる回してみせながらも、「完全に動くようになるにはもう少しリハビリが必要です」。折れた部分には骨を安定させるためにプレートがはめ込まれている状態という。

   染五郎が転落したせりとはどんなものなのか。リポーターの中山美香が別の場所で実物を見せてもらった。染五郎が落ちたと同じ3メートルの深さ。中山は舞台中央部分のせりをのぞきこみながら「かなり高さ、ありますねえ。足がすくんで怖いなという感じがします」

   そんなところになぜ転落したのか。会見で染五郎は「本当に基礎的な部分でミスしたと思っています。一番気をつけなければいけないことを忘れていたということに尽きます」

   事故時のせりの状況については、「(演じていた作品は)私が自分で書いて、構成して、演出して、振り付けして、出演するという作品でしたので」と、せりが下がっていたことは確認していたことを認めた。「基礎的な部分でのミス」とは、所属事務所によると、片手を大きく振り足を踏み鳴らして歩く見せ場の「飛び六方」の出だしで、後ろに体重をかけたときのけぞってしまいバランスを崩したことのようだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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