有名俳優も荷物運び―「キャタピラー」たった11人で制作
笠井「寺島しのぶさんの『キャタピラー』は11人 で撮影したという逸話があるくらい少人数で作っています」
司会の小倉智昭「『連合赤軍』も強烈でしたし、今年の『三島由紀夫』も見ごたえがあった。われわれ世代には強烈な監督でした」
芸能デスクの前田忠明「一時は熱狂的なファンだった。何度かお会いしたが、酒の席で議論を始めると必ず怒られる。ウワーッと激高して。でも酔ってないときはもの静かで、いろんなことを教えてもらいました」
笠井「今の人たちは昭和の歴史を知らないから、歴史を描くんだと」
小倉「商業的には取っ付きにくい映画が多いですよね」
田中雅子(経営戦略コンサルタント)「『キャタピラー』は11人で作ったというので見たいと思って見たのですが、すごいですね。引き込まれてしまった」
小倉「通常は外側から描くところを、この方は中から描きだすんで…」
笠井「まだまだ映画作りの熱とバワーを持っていただけに、本当に残念です」
それはそうだろう。76歳なんてまだまだ。新藤兼人監督を見ろといいたい。それよりも、いまどき新宿でタクシーにはねられるなんて、ありか? このあたりをもっと知りたいのだが、朝のワイドではしょせん無理か。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト