いかにも田中真紀子文科相らしいニュースじゃないのか。「おでかけ前の朝刊チェック」コーナーで、朝日新聞(10月17日付)の朝刊記事「田中文科相、山中教授へ洗濯機の寄付を提案」を取り上げた。記事によると、田中は16日の閣僚懇談会で、ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった京大の山中伸弥教授に、内閣から洗濯機を寄付してはどうかと提案したという。
「閣僚1人当たり5000円~1万円を出せば買える」
田中は「さぞ生活者としてお困りと思うので、閣僚1人当たり5000円~1万円を出せば買える」と言ったという。受賞の報があった時、山中教授が洗濯機の修理中だったことを知ったかららしい。この提案に閣僚全員が賛成したという。
先のない「思い出づくり内閣」らしい発想だが、ただ政治家の寄付行為は法律違反になるケースもあるとかで、他の方法を再検討することになったらしい。
若狭勝弁護士(元東京地検特捜部副部長)「発想が非常に貧困ですね。それにすでに洗濯機はなおったと山中さんは言っている。洗濯機をあげればパフォーマンス的になると思っているのなら、もう少し違うところに頭を使ってもらいたいと素朴に感じます」。
片山善博元総務相「政策について大所高所の議論をしなければいけないですよね」
そんな目くじらたてて言うようなことかな。ジョークでしょうに。田中がポケットマネーをポンと出して洗濯機をプレゼントしたら大ウケだったのに、大臣みんなの割り勘でとは、ケチなんだね、この人…。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト