アパート大家に名乗ってた「東大教授」
さても気になるのはご近所評である。森口は周囲に話好きとの印象を与えていたようだ。なんでもアパートの大家には東大助教授や東大教授を名乗っていた。コンビニでは店員に自分の研究について滔々と話し、山中教授がノーベル賞を受賞した後は、自分もノーベル賞をもらえる可能性があったと語っていたという。漫画雑誌をよく買っていたそうだ。また、アメリカに行くので新聞が買えないといって、10月11日、12日の読売新聞の取り置きを頼んでいた。11日の読売新聞は、森口がiPS心筋移植を行ったと一面で大々的に伝えている。帰国後、この新聞を取りに行ったかどうかは、ほどなくテレビで判明するだろう。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト