化けの皮は剥がされているのに、いまだにiPS細胞を使って心筋治療を行ったと言い張る森口尚史(48)が米国から帰国。すでに今年2月(2012年)に手術を行ったというのが昨年6月から9月までにと変わり、手術をしたのは6例でなく1例、手術を行ったのもハーバード大学マサチューセッツ総合病院ではなく、名前は言えないが他の病院だったとコロコロ変わる。ハーバード大は過去に1か月間だけ客員研究員だったことは認めているが、講師ではない否定している。これについても、「家にかえればすべて証明できる」と言っている。きこくして、さあ何を話すつもりなのか。
ハーバード大学留学経験医師「すぐバレるのに…」
ハーバード大学に留学したこともある森田豊医学博士は、「最初にこの報道を聞いた時、はたして朗報かなと思いましたね。安全性が確立されていないのに、人に応用されるのは危険が多い。逆にこれだけ素晴らしい研究が潰される可能性がある」という印象を持ったという。
また、森田医師は6例の手術はウソでやったのは1例だけだったと言っていることも、「これだけの大事な手術で件数を間違えるなどあり得ない。手術は何人かでやるので必ずウラが取れるはず。ウラを取られればわかることを何で予測できなかったのか」と訝った。
森口は手術に際してハーバード大の倫理委員会の承認を口頭で得たというが、森田医師は「倫理委員会の承認は1冊の本みたいなもので、大勢の研究者がサインする。口約束などあり得ない」と呆れた。
記者に囲まれるとうれしくなっちゃうキャラ
森田医師「何でこんなことをしたのでしょうかね。皆に注目されたいという気持ちがあったのか。記者会見を見てましたが、記者から質問をされることに喜びを感じる人なのかもしれない。
長い目で見ると、完全にウソだとわかりつつありますよね。となると、皆から批判を受けるし、期待した患者さんを裏切り、研究者として失格、世界を敵に回すことになる。帰ってきてどんな話をするのか…」
司会のみのもんた「ハーバード大学、東京医科歯科大学、客員講師、客員研究員、われわれ何も分からない人間は、すげえなあと思いますよね」
森田医師「それもあって新聞も報じたのだと思う。肩書がある方が一言いっただけで報道しちゃうシステムエラーがあったのかもしれない」
忙しさにまぎれてつい怠惰に陥り確認を怠る。「プロは確認」を肝に銘ずべきだろう。