情報屋のソース「警察官、運輸局、ハローワーク、司法書士・行政書士」まで…
情報屋とは何者か。ある探偵業者は「われわれの間ではデータ屋といって、ファクスを送ってくる」と話し、見せられたのが前出の料金表だった。こうして買った情報を別の探偵社に転売するのだという。「とくダネ!」はリストの情報屋と連絡をとったが、「フジテレビですが」と言った途端に電話を切られ、そのうち通じなくなった。
愛知県警の調べでは、情報源は広範囲に及んだ。犯罪情報は警察官から、車なら運輸局から、ハローワークもあれば、戸籍関係だと司法書士、行政書士までがかかわっていた。闇のネットワークである。
司会の小倉智昭「私の個人情報なんて全部もれてるだろうと思ってますよ」
取材した榎並大二郎レポーターも「こわいなと思いました。銀行口座の明細まで調べられてしまう」という。
小倉「やたら個人情報を求められるでしょう。個人の認証で、名前、生年月日を答えたら、『あの小倉さんですか』といわれたことがある。それは全部見えてるってことだよね」(大笑い)
禁酒法とアル・カポネじゃないが、隠すからカネになる。しかしオープンにはできない。嫌な時代になったものだ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト