青森「首輪女性怪死」助け呼ばず繋がれたまま…逮捕男性と1年前から同居

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   奇妙な事件だ。31歳の女性が全裸で、犬用の首輪で監禁されていたような状態で遺体となって見つかった。なぜ監禁状態だったのか、女性は助けを求めることはできなかったのか。リポーターの阿部祐二が現地から報告した。

遺体2日発見前「けんかみたいな…、なんか異常だなと思った」と隣人

   現場は青森市の静かなアパートで、遺体が発見されたのは10月5日(2012年)夜だった。同居していたトラック運転手の桑野貴志容疑者(38)から「同居の女性が台所にうずくまっている」と警察に通報があった。女性は台所でうつ伏せに倒れ死亡していた。そばに犬用の首輪と長さ2メートルのワイヤ、南京錠が残されていた。青森県警青森署は桑野を逮捕監禁容疑で逮捕して調べている。桑野は「女性が精神的に不安定で暴れるので首輪をつけた。朝出て行く時は生きていた」と供述している。

   首輪は台所の金属部分にワイヤでくくりつけられ、南京錠で固定されていた。台所には手の届く高さに小窓がある。阿部は「2メートル動くことができれば、その小窓を開けて助けを求めることができますが、その形跡はありません」という。アパートの大家によると、桑野はおととし6月ごろに1人で入居した。警察の調べに対し、1年前から女性と同居していたといっているが、近所の人は女性がいたことには気づかなかったという。しかし、遺体発見の2日前、女性の声を聞いた隣人はいる。「けんかみたいな…、なんか異常だなと思った」というがはっきりしない。

文   一ツ石
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