金子哲雄「通夜」挨拶状も自分で準備「ゆっくり休むつもりございません!」

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   今月2日(2012年10月)に死去した流通ジャーナリストの金子哲雄の通夜が4日、東京・東麻布の心光院で営まれ、経済評論家の森永卓郎ら約800人が参列した。気配りの金子らしく、挨拶状まで自ら用意していて、「41歳で、人生における早期リタイヤ制度を利用させていただきましたが、ゆっくりと休むつもりは毛頭ございません!お世話になったみなさまがいらっしゃる地域におじゃまし、心温まるハッピーな話題、おトクなネタを探して歩き回り、情報発信を継続したい所存です」と書かれていた。

ラジオ番組の共演アナ「8月13日の放送に酸素吸入器持ってやって来た」

   大竹真リポーター「遺影も今年4月に撮影していて、お墓や葬儀場、通夜の席での会食のメニューなども全て自分で決めていたそうです」

   ラジオ番組「あなたとハッピー」で共演していたニッポン放送の垣花正アナウンサーは、「最後の生放送は今年8月の13日でした。このときは酸素吸入器をキャリアカーに乗せてきて、酸素を吸いながらトークをしていました。でも、それ以前にも、10分間のコーナーですが、ゲボゲボと咳が止まらず、まったく喋れなかったということがありました」と話す。

東京タワーの下に墓「上れば見える。自分を忘れないで欲しい」

   司会の加藤浩次「お墓は東京タワーのすぐ真下だそうだね」

   森永は「東京タワーの真下にあるスタジオで何度も一緒に仕事をしました。彼にとっては、東京タワーは思い出の場所なのです」と話している。垣花も「東京タワーに上れば自分のお墓が見える。自分を忘れないで欲しいから東京タワーの下にあるお墓にしたと語っていました」という。

   キャスターのテリー伊藤「金子さんの闘病生活は1年6か月にも及んでいる。その間、自分が妻に何を残せるのかと自問自答していたと聞いてますけど、まったく見事な生きざまだった」

   あの舌足らずのしゃべり方、いかにも人のよさそうな風体からはちょっと想像できない「覚悟」を秘めていた。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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