東京外国語大という有名(?)大学の学生が今年(2012年)8月、キログラム単位の覚せい剤をコーヒー豆の袋に隠すという大胆な手法で日本に密輸しようとして捕まった。この事件に関連して、大学生の友人女性が大学性に覚せい剤を運ばせたとして起訴されたという。2人はインカレのサンバサークルで知り合ったそうな。
知り合い女性に頼まれて運んだコーヒー豆袋―中身は大量の覚せい剤
運んだ大学生も女性も「中身が覚せい剤とは知らなかった」と主張し、第三者にダマされ踊らされたことを示唆しているという。
「知らなかった」は運び屋の定番の言い分でもあり、かりに真実でも裁判でそれが通るとは限らない。通っても、その間にマスコミやネットに罰を食わされる。だったら、自分の荷物について知らないことのないようにするしかない。他人の物は運ばず、荷物は自分でパックし、スーツケースなども他人にもらったりしないに越したことはない。いわんや、海外から荷物を運ぶだけの高額バイトなどは信用しないことだ。
こうしたことは海外旅行の常識とも言えるはずだが、「モーニングバード!」に言わせれば、最近の「巧妙な手口」によって、誰でも知らないうちに麻薬の運び屋にされてしまう危険があるという。
なんでも、いかにも怪しい人間Xが直接、何かの運びを依頼してくれば怪しんで当然だ。だが、Xが自分の知り合いを介して接触してきたらどうだろう。自分のよく知る友人から頼まれれば、信じてしまっても不思議はないじゃないかといったほどの話であった。
文
ボンド柳生