「日本維新の会」橋下代表と国会議員団ギクシャク!早くも分裂含み?

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   国政進出で注目の「日本維新の会」で、代表の橋下大阪市長と国会議員団の間が早くもギクシャクしている。松野頼久衆院議員らは「国会のことは国会議員が決める」と言い、橋下は「重要政策決定は代表が行なう」と不愉快そうだ。

「方針・戦略は僕の方が長けてる。松浪さんは維新じゃなければブログも読まれない」

   先月9日(2012年9月)の公開討論会で、「同じ方向性」「基本部分では一致」「価値観が一緒」と確認、さらに次の討論会を経て9人の国会議員が合流した結果、政党要件を満たして国政に出る体制が整った。しかし、その後に松浪健太議員がブログで「橋下独裁にはしない」「外交・安保では国会議員が議論すべき」などと書いた。橋下の「竹島は共同管理しかない」という発言を批判的に受け止めたものだった。

   松浪は3回目の討論会でも、国会議員と代表の意見が食い違ったときはどうしたらいいのかと提起し、橋下が「執行部で方針は決めるべきだ」と述べると、松浪は「橋下独裁とかいわれるので、そういうことはないんだといっていただきたい」と食い下がった。

   これには橋下がカチンとした。「(国会議員主導で)有権者がついてきてくれるのであれば、日本維新の会に所属しなくてもいい。松浪氏だって維新の会でなければ ブログのチェックなんかされなかったんですから。松浪議員もいろいろ考えてもらわないと」と、イヤなら出ていけば…と言わんばかりだった。さらに、「大きな方針とか戦略については、いまの国会議員であれば、ボクの方が長けてます。(政策の)大きな方針を決めるのがボクの役割。国政課題の一つひとつは国会議員が決めていきます。解散といわないとかは、ボクの立場でないと」ともいった。

   国会議員が決める云々についても、「変なパフォーマンスに走らないように」と言ったことについても、「議員はすぐ解散とか、政局とか、過半数割れだ、不信任だとか そんな話をするんで、ボクはクギを刺したんです」と強気だ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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