あふれ出す高レベル放射性廃棄物!原発敷地も六ヶ所村も核のゴミ満杯

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   高レベル放射性廃棄物の放射能レベルが下がるまでに10万年かかるという。途方もない時間だ。キャスターの国谷裕子は「福島の原発事故も含めて、使用済みの核燃料から出る高レベル放射性廃棄物が増加し、その最終処分という未解決の難題が浮かび上がって来ています」と核のゴミ問題について語った。

10万年深度地下処分に日本学術会議が異議「絶対安全な地層なんてない」

   現在の処分方法では、放射性物質をガラスの中に溶かして固定し、それをドラム缶などの容器に入れて地中深く埋める。「しかし、日本で唯一の最終処分場である青森県六ヶ所村の収容力は限界に近づいています。現在、国内にある高レベル放射性廃棄物の量は六ヶ所村の収容能力の8倍にも達しています」と国谷は伝え、「2030年代に原発ゼロの方針が実現されれば、その量はさらに増加すると見られていますが、核のゴミの捨て場が見つかっていません」という。

   政府が最終処理手段としている地層処分は、絶対に安心な断層の地下数百メートルに10万年間埋めて隔離するものだが、日本学術会議は原子力委員会にこの処分方法に異議を唱えている。その理由を学術会議のメンバーは「絶対に安全な断層を見つけることは困難です。現在でもそういう断層は発見されていません」と説明した。

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