米軍の新型輸送機オスプレイがついに沖縄入り。世界一危険と言われる普天間基地に到着した。ヘリコプターと飛行機のいいとこ取りを狙ったオスプレイだが、日本には一石二鳥という言葉もあれば、虻蜂取らずとの言葉もある。両者の性質を合わせ持たせたことで、操縦がむずかしい、危険だ、ウルサイと、とにかく前評判が悪い。外見を見る限りは、ヘリと飛行機が強引に合体したようで、どうにも不格好で不安定に見える。
「人口密集地の上空は避ける」約束だが、「できる限り…」の但し書き
オスプレイを「安全」に運用するために、運用ルールというものが日米合意のもとで策定された。ただし、「できる限り人口密集地の上空は避ける」「運用上必要な場合を除いて~しない」といった「但し」書きが目につき、アメリカ側の自主性に期待するしかないような文言になっている。
「この運用ルールがしっかり運用されるのか、保証はないな」(羽鳥慎一キャスター)という状況になったのは、米国にモノ言えず、無策な日本政府が悪いということで、番組コメンテイターの怒りを買っていた。
「アメリカの言いなり、なし崩し、これでは子供の使いだ。首相は何もやってなくて、安全は確認できた、今後も地域住民に配慮すると、いけしゃあしゃあという。よくこんなことが言えると、重ね重ね怒りを覚える」(舘野晴彦・ゲーテ編集長)
きのう1日(2012年10月)のオスプレイは市街地上空をヘリモードで飛ぶなど、さっそく「運行上必要な」例外が発生していたとのことである。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト