グリー「ガチャ」にアイテム当選確率や課金に警告
ハマるユーザーは本来、ゲーム制作販売側にとっては上得意なのだろうが、社会的な批判の高まりを受けて、こちらも後ればせながらという感じで、過剰なのめり込み防止などの「対策」に乗りだしたそうだ。
ソーシャル最大手のグリーは業界の統一ルール策定に乗り出したほか、自社のゲームで独自にいくつかの改善をはじめたという。たとえばガチャのアイテム当選確率(ギャンブルには欠かせない情報だ)を明示する。課金に移る場面では、統一のわかりやすいフォーマットで警告が出るなどだ。
グリー副社長は「課金が悪いとなるとサービスが成立しないが、社会に受け入れられるためにいろんなことに配慮すべきなのは間違いない。常に緊張感を持ち、注意して対応を続けていく」とコメントしていた。業界のモラル向上に前向きに取り組む――という意欲的な印象よりは、やや受け身な感じのする言い回しではあった。
ボンド柳生