野田内閣「近いうち解散」に追い込めるか?安倍の試金石
総裁選の結果について、政治評論家の浅川宏忠氏は石破が国会議員に人気がなかったためという。石破は派閥を否定していて長老からにらまれていたことと、1度離党していながら、復党後も閣僚、政調会長と陽のあたる道をあるいていたことへのジェラシー が大きかったという。「決選投票では70以下と見ていたが、89は善戦ですね」
とはいえ、自民党総裁は総選挙後に首相になる可能性十分だ。安倍は5年前の「投げ出し辞任」がついて回る。きのうの選挙後のあいさつでも、「総理の突然辞 でご迷惑をおかけした。この責任が消えるわけではありません。この責任を胸に刻んで、政権奪還に向けて全力をつくします」と声をはりあげていた。2006年に52歳 で初の戦後生まれの首相として華々しくスタートしたのが、わずか1年でボロボロになった記憶はまだ生々しい。さて今度はどうなるか。まずは野田首相に「近いうち」解散を迫るあたりからお手並み拝見となる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト