狙われやすい「ひとり暮らしのお年寄り」ほど利用
久保田直子アナ「東京と岡山では反応が違いますね」
黒宮「そうなんですよ。近くに郵便局があるとか、公共交通機関があるとか、家族が一緒なら必要ない。でも、取材した菅生というところは、遠い人は5キロも歩いていかないといけない。1人暮らしも多い。すでにこのサービスのことも知っていました」
司会の羽鳥慎一「これはいいサービスですね」
宇治原史規(タレント)「郵政民営化というのはいったいなんだったのかということ。こういう部分で不便になるとはいわれてましたから」
東ちづる(女優)「なんとアナログなと思うけど、都会にも1人 暮らしのお年寄りは多いですからね。でも、いきなり通帳渡すのはねぇ。ご近所付き合いから取り戻さないと」
それよりいま増えているのは、警察官や銀行員になりすますという手口だ。そこへ郵便配達員が加わることになるのか。防犯の専門家も「なりすまし、あるいは電話で巧みに誘ったりは必ずあると思う」と警告する。
松木安太郎(サッカー解説者)「やり方によってはすごくいいことだが…」
黒宮「郵便外務員は現金の取り扱いは禁止で、預かるのは通帳だけ。お金は銀行の人が届けます」
羽鳥「リスク回避が大事になる」
萩谷順(法政大学教授・ジャーナリスト)「何か起きるリスクは利用者が負担すること。これを国のせいだ、ゆうちょのせいだといったら、話にならない」
山あいに住むお年寄り、1人暮らしで車もない。そんな人を「自己責任だ」と放り出していいのかなあ。郵政は盆にかえらず。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト