新生銀行が調べたサラリーマンの最近の小遣い平均額は3万9756円だった。1990年バブル期の7万7725円の半分、30年前の1981年とほぼ同じ水準という。
東京・JR新橋駅前で「小遣はいくら?」と聞くと、お父さんたちは悲鳴を上げていた。
月3万9756円はバブル期の半分
37歳の会社員は「月3万円です。もうちょっと欲しいですね。2度ばかり交渉したのですが、『上げたい理由を言って下さい』だって。シビアですね」。で、カメラに向かって「来年1月からでいいですから5万円にして下さい。よろしくお願いします」と深深と頭を下げた。
広島から単身赴任という46歳の会社員は、25日が給料日というのに財布の中身は1435円。「生活費を含め10万円。小遣いとしては5万円。自炊し、お昼は700円以上使わないと決めて守ればだいたい賄える。ただ、飲み会で次に行こうと誘われる時は用事があるから断っている」
41歳の会社員「2万5000円。平均額は私に比べ多いですね。大手スーパーに行くと300円ぐらいで弁当は買えるので、そういうものを多用しています」
50歳の会社員は「5万円。平均額を超えて嬉しいですね。でも満足はしていません。わが家の大蔵大臣に常に春闘を展開させてもらっています」
節約対象トップは昼食代で1日471円
痛々しいほどの節約ぶり。そのサラリーマンが節約する対象の第1位が昼食代で、平均額は471円という。
キャスターのテリー伊藤「お父さん頑張っているな!」
その脇で首を傾げていた司会の加藤浩次「奥さんは意外に良いもの食っているのでは。ちょっと思ってしまった」
評論家の宮崎哲弥は「でもね、世帯収入も80年代後半あたりまでの水準に減ってきているんですよ。それを考えると、小遣を減らされても仕方がないというんだけど、こんな時に消費税率アップというバカなことをやったものですよ」と吠えた。