台湾「旺旺グループ」の漁業進出が狙い?尖閣諸島の大挙漁船侵入

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   きのう26日(2012年9月)午前、尖閣諸島近海で海上保安庁巡視船と領海侵入してきた台湾の漁船・巡視船の間で小競り合いとなった。山田吉彦・東海大学教授は「台湾巡視船の放水角度は上を向いていました。きのうは海が荒れていたので、海上保安庁巡視船も放水の直撃で漁船が転覆しないように放水しました。お互いに抑制した放水でした」と説明する。

乱獲で近海のマグロ・カツオ激減

   田中大貴アナは「台湾の狙いは漁業権の確保にあったようです。台湾でもマグロやカツオは高級魚とされていますが、台湾近海での漁獲量は減っており、遠い海に漁に出るしかありません。尖閣諸島近海がその対象になります。それで、この海は自分たちのもだということをアピールするために、大船団がやってきたと思われます」と伝えた。

   メインキャスターの小倉智昭「台湾は東日本大震災の時にすぐに救助の手を差しのべてくれて、送られてきた義援金は200億円といいます。何とか今回のような緊張状態は避けて欲しい」 

   コメンテーターの高木美保(タレント)「日本と台湾の人の感覚は似ていますよね。対立するのではなく、資源を増やす努力を協力して行えば、分け合うことができるのではないかな」

   そんな「お付き合い」のレベルの話ではあるまい。今回の漁船襲来の資金を出したのは、中国本土でも手広くビジネスを展開している「旺旺グループ」だ。中国・台湾では「魚食ブーム」が広がっており、漁民をバックアップすることで漁業分野にも進出しようという狙いがあって、領海侵犯は台湾の漁場としての既成事実化を狙ったものだろう。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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