富士山と鎌倉「世界遺産へ駆込み登録」観光客増えすぎ心配する地元

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   世界的に「際立って重要」な遺産がリストされているユネスコの世界遺産の数は年々増え続け、なんだかありがたみも薄れてきたような気がしないでもないが、2011年の平泉の例などを見ても、いまだ影響力は大きいようだ。

   そんな世界遺産の2013年登録を目指して、ニッポンは富士山と「武家の古都」こと鎌倉を代表に選出しているが、「朝ズバッ!」によると、世界遺産登録の審査を行うイコモスの調査員がきのう25日(2012年9月)、鎌倉の調査を開始したそうだ。

2014年からユネスコ審査厳格化で絞り込み

   調査員たちは鶴岡八幡宮や大仏といった有名どころから、知る人ぞ知る切通し、岩壁のやぐら、現存する国内最古の人工港跡(干潮時のみ見られるという)など、21か所を4日間でご覧になるという。

   地元では商店などから歓迎の声と同時に、観光客が増えることへの戸惑いが聞かれた。鎌倉に長いことお住まいという「朝ズバッ!」司会者のみのもんたさんは「まず電信柱をなくすことだろうね。電信柱とか道路を整備して、それからだと思うけど」と話した。

   ところで、世界遺産は現在、総数962件あるという。ユネスコも増えすぎ傾向と見ているのか、2014年からは審査対象を1国1件に減らし、登録審査も厳しくなることが予想される。その前に、鎌倉と富士山の駆込み登録なるかどうか。結果が判明するのは来年6月だそうな。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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