9月20日(2012年)、今年も嵐の国立競技場コンサートが盛り上がった。120万人の応募者から選ばれた幸運な14万人(7万人×2日)がプラチナチケットを手にした。今回初めて相葉雅紀が監修したTシャツやフードつきタオル、缶バッジなどのコンサートグッズには、ファンへの感謝メセージが入り、いずれもたちまち完売の大人気だった。
大仕掛け!1500発の花火、3万個の風船、300トンの噴水
コンサートはこれまでのようなフライングなどはないが、目で耳で存分に楽しませる趣向が凝らされていた。会場のどこからでも見られるようにステージを3か所設置し、花道も放射状に造って巨大スクリーンも用意された。仕掛けもバッチリで、1500発の花火を打ち上げ、3万個の風船を飛ばし、300トンの噴水をまきちらした。とくにゲストもなく、嵐が出ずっぱりで3時間半40曲近い持ち歌を歌って踊った。
その分、ファンを楽しませようという手作り感にあふれていた。松本潤がDJやったり、櫻井翔がラッパーになったり、大野智が振り付けを担当したりと、実にサービス精神旺盛。選曲もこれまでリリースされた全240曲を対象に、シングル、カップリング、アルバムの部門別にファンが投票し、各部門の上位10曲で構成された。
コンサートは松潤の雄叫びでスタートした。「嵐の夏が来たぞ。楽しむ準備はできてるか。俺ら5人で7万人を幸せにしてやるよ」
続いて二宮和也「みんなで作ったフェスだぞ。その調子で最後まで行こうぜ」
相葉ちゃん「盛り上がってんの。もっと熱くなろうぜ」
大野リーダー「ハ~イ、ハ~イ、ハァ~イ きょうはなんとアラフェス祭りだ」
櫻井クン「調子はどうだ、YOKYO!こっちは準備できてるぞ!」
5人が思い思いの呼びかけをしてファンのテンションを上げる。とはいえ、とんだハプニングもあった。クレーンに乗った嵐が巨大風船から姿を現す仕掛けのとき、なぜか相葉ちゃんのクレーンが上がらない。照れ笑いを浮かべてセンターステージに向かって歩き出したが、早く着きすぎていきなり一人で歌い出してしまう。その後も相葉ちゃんの大ボケ炸裂。「リリースした年にしか歌ったことのない曲が選ばれてびっくりでした」とかで、歌詞も踊りも完全に忘れていて、メンバーは大迷惑だったと大笑いだ。