日本維新の会「河村たかし・減税日本」と決別!第3極の「顔」橋下だけでいい!?

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   「日本維新の会」の松井一郎幹事長(大阪府知事)はきのう24日(2012年9月)、名古屋の河村市長が率いる「減税日本」とは連携しない方針を表明した。おとといの維新の会の2回目の公開討論会にも河村の姿はなかった。

   「維新の会」と「減税日本」、それに大村愛知県知事の「中京維新の会」は連携し、次の総選挙で「第3極」 「台風の目」といわれていたのだが、このところ河村・大村両氏は口もきかないような状態が続いていた。

「こっちはこっちで名古屋革命、庶民革命。私どもも自負がありますよ」

   松井はこう語る。「河村さんのところは『減税日本』というひとつの政党で、その公約はわれわれの『維新八策』の価値観とちょっと微修正で一致するレベルではないと思ってます。政策が大きく離れていれば連携できない。ごくごく単純明快」

   これを聞いた河村は「そういうことってあるんですかね」と苦笑しながら、「手法は違うかもわからんけど、中央集権打破という大阪なにわの独立という流れが出てきているので、こっちはこっちで名古屋革命、庶民革命。私どもも自負がありますよ。そういう流れで一緒にやっていくことはボクは自然と思う」とクビを傾げる。

   松井は一方で大村が率いる「中京維新の会」とは連携するという。「2人(河村と大村)の仲が悪いままで何度もお願いしたけども、結局、政策を一致する所まできていただけなかった。どちらが一致しているかといえば、大村さんだ」。その大村は「私は日本維新の会と河村さんが対立するとか、戦うことにはならないと思いますし、してはいけない」と話す。かつては河村と蜜月だった。この間の事情がどうもよくわからない。

名古屋のじゃじゃ馬コントロールは難しい

   司会の羽鳥慎一「2人は会合に出ても1回も目を合わせないとか…」

   宮田佳代子(ニュースキャスター)「険悪ですよね。失恋しちゃったという感じ」

   小松靖アナが政治評論家の有馬晴海氏のコメントを紹介したが、「考え方が違う人と連携すると自己崩壊につながる危険性がある。自分たちの考えを貫けば評価されると考えたのではないか」と通り一遍だ。

   羽鳥「1回目の討論会には河村さん出てましたが、2回目はいなかった。出なかったのか出られなかったのか」

   萩谷順(法政大学教授・ジャーナリスト)「河村さんをコントロールするのは難しい。じゃじゃ馬といっちゃぁ失礼だが、相当個性的な人だから。維新の会はこれまで橋下さんの顔しか見えなかったが、だんだんひとり一人の顔が見えてくるようになって、それがあまりに強烈で、組織の統一を乱すようだと好ましくないと。これが実際のところでは」

   小松「これからもこういうことが起こるのかどうか」

   萩谷「民主党ができた時だって、新党さきがけが母体になったが、鳩山(由紀夫)さんは 『排除の論理』という言葉を使って、さきがけの同志でも入れない人がいた。個性のぶつかり合いは政策とは別の要素になる」

   小松は「政党とは何なのか、あらためて考えさせられます」といったが、何をいまごろ。民主党における小沢一郎を思い起こせばよくわかる。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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