JR東京駅で5年がかりで進められていた重要文化財の丸の内駅舎復元工事が完成した。これを祝い、駅舎全体を使って鉄道の歴史を描いたCG映像を投影するイベントが先週末に行われた。
午後7時過ぎ、復元された駅舎に突然窓が現われて中を人が歩いている姿が映し出される。続いて列車が走り出したように駅舎が動き始めると、汽笛が鳴り車輪が現われて駅舎全体が走り出した。
46台のプロジェクターで立体に映像投射
このCG映像はプロジェクション・マッピングといわれるもので、平面のスクリーンではなく建物など立体的なものに映すことができる最新の映像技術だ。46台のプロジェクターを使って11分間投影されたが、この映像を作るのに5人のクリエーターが1か月以上かかったという。
スタジオでもこの最新CG映像を使って、額縁にモナリザや写楽の絵の一部が飛び出す立体映像を再現あいた。キャスターのテリー伊藤は「おもしろいね」、司会の加藤浩次は「これからどんな進化をするか楽しみ」と感心しきりだった。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト