きょう(2012年9月21日)は何の日? アップルの電話付小型電子情報デバイス(5、6代目)の発売日だ。「朝ズバッ!」は午前8時の発売開始をナマ中継するのはもちろんのこと、5時半の番組開始早々から、司会のみのもんたが「アップルストア前はえらい騒ぎになってるか」と現地の奥平邦彦アナを呼び出していた。
アップルストア銀座は400メートル500人の行列
さて、そのアップルストア銀座では予約しなくてもその機器が買えるとあって、朝5時時点で、銀座三丁目交差点付近から中央通りに沿って京橋方面に、高速道路下あたりまで(約400メートルあるようだ)、500人が行列をつくっていたという。気になる行列の先頭は、マスコミ関係におつとめという東京・中野区の男性。会社は有休を取り、先週土曜日15日から並んだという。食事、トイレなどは2番目に並んだ男性と交代で行ったそうな。
とまあ、こんな騒ぎはとくに珍しくはないだろうが、番組に流れるおめでたムードのなか、取材者の奥平が「アップルの販売戦略は本当に秘密主義」と不満気味だったのは少々意外だった。なんでも、デバイスが何台用意されているかも非公開で、並んでも買えないかもしれない。でも、買えるかもしれない。わからない。そうしたやり方に、「消費者や報道陣の興味、関心を煽って、お祭り騒ぎに巻き込まれてる印象」を持ったといい、「この販売戦略は憎らしいなあ」などと語った。しかし、行列者からは「買えるかどうかわからないが、イベントなので参加したい」といった前向きな声が多かったという。
8時前には行列はさらに伸び、マスコミ、野次馬が多数つめかけ、カウントダウンと歓声の正真正銘の騒ぎのなか、販売がはじまった。リンゴのから騒ぎ、いやアップル祭りの首尾は今回もまたまた上々のようだ。