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評価額5億円の尖閣諸島20億5000万円に釣り上げた地権者代表に元妻ら容赦ない批判

   文春ばかりで恐縮だが、「尖閣『地権者』栗原家の正体」がおもしろい。尖閣諸島は国が20億5000万円で手に入れるようだが、地権者代表としてメディアに登場する栗原弘行の娘と元妻が、彼は虚言癖があり、女にだらしがなく、尖閣交渉を長引かせたのも高く売りつけるためだと容赦のない批判をしている。

   義兄で尖閣の所有者である國起が尖閣諸島を購入したのは72年のこと。石油などの海底資源があるという噂を耳にし、現金で5000万円払ったという。いまの評価額は5億円だそうである。それがつり上がり新潮の同種の記事によれば、栗原家の手元に残るのは15億1800万円だと試算している。これほど多額の税金を使い、中国との関係を悪化させてまで購入する必要がある島なのか。私にはいまだ疑問に思えてならない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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