「塩ヨーグルト」が新しい調味料として人気だ。「美味しくて安くて低カロリーで、20年も前から密かなブームでした。ヨーグルトの本場ブルガリアでは一般家庭でも当たり前に作られています」(黒田信哉アナ)
料理研究家の林幸子さんは「ブルガリアでは日本の味噌や醤油の感覚で使います。たとえば炒り卵とパセリを混ぜてタルタルソースにすれば、カロリーは3分の1になるし、和風の味噌と味醂で絡めた和風タレをナスに乗せた田楽ならば、塩分は2分の1になります。しかも作り方は大変簡単なんです」
家でも簡単に作れる万能タイプ
黒田アナが作り方を紹介した。「網に紙フィリターかガーゼを敷き、無糖のプレーンヨーグルト1パック(450グラム)を入れて水を絞ります。待つこと約10時間、多少硬くなった中に塩を小さじ2分の1入れて混ぜるだけででき上がりです」
林さんはこのとき絞られた水も捨てない。「これはホエ―(乳精)といって、タンパク質やミネラル、ビタミンが豊富に入っているので栄養ドリンクになります。作り方はこれも簡単で、ホエ―に蜂蜜(大さじ2杯)、レモンにミントを加えて水で割り、氷を入れて炭酸ソーダで割れば美味しいハニーソーダができます」
塩ヨーグルトは意外なものとの相性がいい。「お好み焼きとニラレバ炒めです。お好み焼きは薄力粉を半分にしてヨーグルトを混ぜていつもの具材を入れて焼けば香りも味もマイルドになります。ニラレバ炒めには隠し味で入れるとニラのガツンとした味が消えて柔らかい味に変わります」と林さんはすすめる。(2012年9月11日放送)
(磯G)