谷垣総裁不出馬「長老に嫌われ石原幹事長が寝首」相変わらずの古い自民党

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   最近、政治(選挙)ネタばかりのこの「朝ズバッ!」であるが、ふと考えてみると、現在のこの番組コメンテイターには、政治記者出身など政治畑の人が多い。概して、自分(たち)の生活と権勢が第一とばかり、政局に明け暮れるこの頃の政治家連中に批判的である。そしてそう語るときの表情は、往々にしてやけに生き生きとしているものだ。

「お伺いに来ない奴は引きずり下ろせ」

   さて、けさ11日(2012年9月)のオドロキの政局ニュースは、自民党の谷垣総裁の総裁選下馬表明。司会のみのもんたは新聞の見出しを見ながら、「急転直下ですか」と不可解そうに言う。杉尾秀哉TBS解説・専門記者室長の解説を総合すると、谷垣は「誠実」ではあるが、選挙の顔として不人気であり、また普段、党の長老にあまりお伺いを立てず、覚えめでたくなかったため、「長老に引きずり降ろされ、石原さん(幹事長)に寝首をかかれた」格好だという。

   日頃、顔の見えない「長老」が要所要所で登場して差配するというのは、「古い自民党」的である。杉尾はそんなことでいいのか、国民からどう見られるのか――といったことを、いつもの杉尾節で指摘していたが、その表情はやはり冴え冴えとしていた。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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