実在の医師に成りすまし。免許など書類コピー
小倉「病院がそのニセ医師を雇うとき、身元をしっかりと確認しなかったのかな」
岸本「この男性と病院の間には人材派遣会社が入っていました。通常、医師を派遣する場合は医師免許や保険証、専門医認定書など6種類の書類で確認することになっていますが、派遣会社には実在する医師の免許のコピーが提出されていました」
小倉「医師免許というのはこの免状1枚だけなのかあ」
コメンテーターの夏野剛(慶応大学大学院特別招聘教授)は「医療界のID化が遅れているんです。運転免許にもICチップが入っている時代に、医師免許が偽造されないような仕組みが必要です」と話す。実在する医師の免許コピーをどうやって入手したのだろうか。ブローカーがいるんじゃないか。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト