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「横田めぐみさんは生きている」言い切った野田首相。金正恩に直談判なぜしない!

   新潮と文春が共にやっているのがもう1本ある。拉致被害者・横田めぐみさんについて、「本当に生きているのか」(文春)と「『めぐみさんは生きている』野田総理は2度言った!」(新潮)がそれだ。

   注目すべきは新潮の「野田総理が横田めぐみさんは生きている」と確信に満ちた口調で語ったというほうである。それは約4か月前、新聞各社の編集委員らと会食した際、そう喋ったというのだ。なぜそこにいた連中はそのことを書かなかったのか。いつも通りオフレコだからとでもいうのだろう。だが、このことはめぐみさんの母親・横田早紀江に伝えられ、今年の6月か7月頃に彼女は野田総理へ手紙を送ったそうである。

   当然ながら彼女は娘が帰ってくるのを一日千秋の思いで待っているのに、野田総理がそのような情報を持っているのなら、なぜ自分たちに最初に教えてもらえないのかと悲憤慷慨している。だが、それに対する返事はいまだにないそうだ。産経新聞も8月31日にこう書いている。「めぐみさん 2001年に生存 政府 2ルートから情報入手」

   8月末から始まった「日朝課長級協議」で、早期に両国の「関心事」について本協議を行うことで合意したが、外務省関係者はこう語る。

「政府当局者の中には、めぐみさんを含む、未だ奪還できていない拉致被害者12人に加え、特定失踪者など2、3人も、『帰国させられるかもしれない』と話す人もいる。かなり『前のめり』な発言ですが、そこまで言うからには何らかの根拠があるのではないか、と受け取らざるを得ません」

   「週刊現代」は9月8日号で、北朝鮮ですし職人をしていて日本へ戻った藤本健二(66)が、北朝鮮側の招待で7月21日から8月3日まで平壌に滞在したとき、金正恩第一書記と再会した話を掲載した。藤本は「正恩王子と再会できるこのチャンスに、拉致問題を早く解決し、日本と国交を結んでほしい」という自身の手紙を金正恩第一書記に通訳を通じて読み上げた。金第一書記は肯きながら聞いていたそうだ。藤本は「私は、正恩王子がすぐに行動を取ることを確信しました」と話している。

   金正日総書記の突然の死で、若い金正恩に体制が変わったために拉致問題解決にはいいチャンスが訪れたことは間違いない。これを実らせるかどうかは、野田首相や役人たちの力量にかかっている。自分に都合のいいことしか書かない新聞記者たちの前で、根拠も示さずめぐみさん生存説を流すのではなく、そうした「確実」な情報があるなら、北朝鮮に乗り込んでいって金正恩と差しで解決へ向けての話し合いをしたらいい。拉致問題さえ解決すれば、一気に経済制裁解除、日朝国交正常化へ向けて動き出すかもしれない。わずかだが薄明かりが見えてきている気はする。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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