相次ぐ女児誘拐・監禁―米イリノイ州「14歳未満を一人にすると親逮捕」

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注意払っていても目が届かない「日常の死角」

   名古屋市では9月3日、小学1年生(7)が学校に行くために家を出た直後に、同じマンションに住む職業不詳の男に部屋に連れ込まれた。男は水島誠容疑者(23)で監禁容疑で逮捕された。部屋には父親の遺体があり、水島は「女の子を連れ込んだことがバレるのが嫌だった」「ぼくはロリコンです」などと供述している。

   田中が現場から報告する。「水島容疑者の部屋は2階です。階段を使えば人目につくことなく自分の部屋に連れ込むことができます。オートロックだから安全と思われますが、逆に人目につかない死角となりました」

   笠井「この事件も、犯行現場がまさかのマンションの中という隙を突かれた」

   ふたつの事件の共通するのは、現場が人目につかない場所ということだろう。こうした場所で不審者に遭遇したらどうしたらいいか。専門家は(1)大声や大きな音を出す。防犯ブザーは効果的(2)助けを求める対象者を明確にすること。ただ「助けてではなく」「○○さん、助けて下さい」と呼び掛ける、この2点が有効だという。

   田中はアメリカの防犯対策も紹介した。イリノイ州では「14歳未満の子どもが一人になる環境をつくってはならない」と法律で定められており、違反すると親が逮捕されるという。

   笠井「法律ですべてを規制する社会は生きづらい社会になりますが、人を見たら悪人と思えというところから教えなければならないということでしょうか。一方で、人と人の絆の大切も教えなければいけない」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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