「福島の人は結婚しない方がいい。奇形率上がる」著名な大先生がトンデモ発言

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   福島市議会の佐藤一好議員らがおととい29日(2012年8月)に会見して、先月9日に福島で行なわれた地方議員らの「政策塾」で講演した公益財団法人・日本生態系協会の池谷奉文会長(70)が、 「福島の人は結婚しない方がいい」などと言ったことを「不適切だ」と訂正を求めた。

「栃木、埼玉、東京、神奈川も放射能雲通った。子供産むと大変なことになる」

   佐藤らによると、池谷は「内部被ばく、これがどうしようもないんでございまして、放射能雲が通ったのは福島ばかりじゃございませんで、栃木だとか埼玉、東京、神奈川あたり、だいたい2、3回通りましたよね。あそこにいた方々は、これから極力結婚しない方がいいだろうと」「結婚して子どもを生むと、奇形発生率がドーンとあがることになって、大変なことになるわけでございまして」などと話した。

   佐藤らは「わが耳を疑った」という。その場で発言の根拠の提示を求めたが、池谷は「放射線によるリスクにつきましては、医学書および雑誌等をご覧いただければよろしいかと思います」と答えたという。その後、池谷は「私はそのような発言はしておりません。事実に反する主張です」と発言そのものを否定し、新聞の取材に「被曝(ひばく)で遺伝子損傷と奇形児出産のリスクが高まることを訴えた。一般論として私の見解」と説明した。

   佐藤らの会見後に、池谷から「政策塾における私の発言について」という反論が公表された。しかし、佐藤らは「確かに私どもは聞いてますので、厳として(訂正を) 求めていきたい」「議員に講義するほどの人が発した言葉は重い」といっている。

   これについて、首都大学東京の大谷浩樹准教授は「科学的裏付けに基づいた発言とは思えません。生活圏の線量からすると、奇形が発生する放射線量ではありません」という。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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