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首相官邸金曜デモと野田会談―ガス抜きの口実にされる心配

   文春の巻頭は「『反原発デモ』野田官邸にのり込んだ11人活動家の正体」である。よほど反原発派がお気に召さないようだ。彼らと野田首相を繋いだのは菅直人前首相。菅に野田が会うよう進言したのは慶應義塾大学小熊英二教授だった。

   11人の中には私の知り合いもいるが、文春は、刺青ストリッパー、べ平連礼賛学者、パンクロッカーと書く。たしかによくわからない人たちの集合体ではあるが、だからこそ、この毎週末のデモの意味があるのではないかと、私は思う。左翼過激派も紛れ込んでいるのだが、大多数がフツーの人たちの「原発ってやだよね~」というユルイ集合体だから、オルグなどできっこない。

   そうした人たちが三々五々、金曜日の夕方に集まってきて何万人にもなるのは日本のデモ史上初めてであろう。その中のわずかな人間が野田首相と会ったとて、目くじら立てることはない。むしろ、「ガス抜き」はしたと、野田首相側に口実にされてしまうのが心配である。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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