胎児のダウン症新型検査「精度99%」に賛否―命の選別につながらないか

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検査受けて産んでも産まなくても精神的なダメージ

   ゲスト出演した写真家で医療ジャーナリストの伊藤隼也氏は、今回の導入について「命の選別につながる問題なので、日本でこれを行うにはまだまだ議論が必要でしょう。ただ、その一方で母親の不安もあり、国がきちんとした指針を示すべきです」と語る。

   経営コンサルタントの田中雅子は、「検査を受けて、産んでも産まなくても精神的なダメージは大きい。心のケアがどうするか。しっかり対策を整える必要がある」と話す。

   ダウン症の娘(2)を持つ45歳の母親の声が紹介された。「羊水検査を受けるかどうか考えるように言われましたが、受けませんでした。ダウン症と診断された時は混乱しましたが、今は娘の成長が何よりの楽しみです」と言う。司会の笠井信輔が経験談を語った。

「ダウン症のお子さんのコンサートの司会をすることもありますが、ダウン症の子どもさんは本当に可愛いし、絵とか音楽の才能が豊か。家族も苦労されているようですが、この子が生まれてよかったと、みなさんおっしゃっています」

   この問題、単なる医療の問題ではない。もっと広範な議論が必要だろう。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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