ネットには「愛国無罪」!扱いに頭悩ませる中国当局
さらに、事件後ネットには英雄視する意見も多く、「愛国無罪」という身勝手な論法もある。厳罰にすれば「日本人の味方か」と批判は政府に向くおそれがある。逆に軽くすれば、日本が反発して、それがまた中国へはねかえる。 ちょうど尖閣の漁船と逆の状況になったわけだ。
司会の羽鳥慎一「非常に難しいですね」
萩谷順(法政大学教授・ジャーナリスト)が「高級車で顔がわかれば犯人はわかるというのは日本の常識だ」と、先週中国へ行ったときの印象をこう言う。「いまや中国では外国製高級車は大変な数で、日本よりはるかに多い。また、中国はニセナンバーが横行しています。曜日によって都心乗り入れのナンバーが規制されるのでニセを使うんです。もうひとつ、政府・党の高官に高級車が多い。犯行も上手だったし、公安機関がからんでいたりすると、なかなか見つからないかもしれませんね」
小松靖アナは「日本人旅行者に累が及ばないように」と心配する。たしかに「やって も大丈夫なんだ」と思われたら怖い。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト