パラリンピックの開会式が日本時間30日午前4時半から行われる。その聖火ランナーが、パラリンピック発祥の地とされるロンドンから北へ車で2時間のオートク・マンデビル病院をスタートした。
発祥の地がイギリスというのは初めて聞いたが、経緯はこうだった。この病院は戦争で負傷した兵士たちを治療する病院だったが、ルートヴィッヒ・グットマン医師が「手術よりスポーツで」とリハビリにスポーツを取り入れたのがきっかけだった。1948年のロンドン五輪と同時に車イスによるスポーツ大会が開催され、これが徐々に世界規模の大会に発展して1960年のローマ五輪から正式にパラリンピックとして登場した。
発祥は戦病兵のリハビリ
聖火はイングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズの4地域から集められた火がこの病院で聖火として一つになりスタートする。120キロ、24時間かけて開会式会場のオリンピックスタジアムまでリレーされる。
日本からは134選手が出場するが、森圭介アナが有望選手を挙げた。北京大会で銀と銅を獲得した自転車の藤田征樹(27)、アテネ大会で銀、北京で金と銅の水泳の鈴木孝幸(25)、アテネで200メートルメドレーリレー銀の江島大佑(26)、アテネで柔道66キロ級銀の廣瀬誠(35)らだ。
司会の加藤浩次「初日から北京のメダリストが出てきますから期待できますね」
だったら競技の中継放送をやってもらいたいものだが、日本テレビ系は地上波もBSも予定がない。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト