「二大政党」制への大いなる失望の受け皿として、膨らみ続ける維新の会人気。猫も杓子も維新、維新といったところで、けさ29日(2012年8月)の番組によれば、あの東国原前宮崎県知事が維新の目玉立として次の衆院選に候補の構えだという。片やすっかり「旧」第三極に追いやられたみんなの党は、党維持派と維新合流派で分裂危機に陥っているんだとか。
では、いったいどんな政治・政策をやるのか?
このごろ、この番組出演者のコメントを聞いていると、自民も民主もダメなので橋下さんの実行力に期待したくなるといった期待感と、維新ブームへの警戒感を露わにするコメントに二分されているようだ。総じて、政治系コメンテイターのウケはあまりよくない。
「維新の会が国政を牛耳りたいのはわかるが、それでなにをしたいのかがよくわからない。そこが最初に出てくるべきではないか」(片山善博・前総務相)
「勝ち馬に乗りたいということが先行して、自分の主義や政策を二の次にしてつながりができていくのは、非常に危険なことだと思う」(若狭勝弁護士)
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト